先週の日曜日、NHKの番組で、男性と女性の違いについての番組が放映されていました。
男性と女性の違いのルーツは、大昔の原始時代にまで遡るということです。
男性は危険を冒して狩りに出ます。女性は子供を愛情込めて育てます。
このようなごく当たり前に思える役割から、男性と女性の違い進化したというのです。
最近、ビジネス上で男性と女性がうまくいかなかったり、離婚もすごく増えています。
これらは、男性と女性の感性に大きな違いがあるからだそうです。
研究によると、女性のほうが男性より感性がよく、感情的ではないというものでした。
例えば、一枚の人間の顔写真(悲しんでいるか怯えているかどっちともよく分からない写真)を
男性と女性に見せると、女性の正解率が男性より、かなり高いそうです。
また、議論、口論となりますと、男性の心拍数が女性より圧倒的に高くなるそうです。
このことは、男性の方が女性より感情的ということを証明しているそうです。
おしまいに議論を途中で打ち切ってしまうのは、ほとんど男性だそうです。
冷静に考えると、さまざまな場面で男女間のコミュニケーションが上手くいかなくなったとき、
男性は女性のことを、「すぐ感情的になる」と責めがちですが、そう思ってしまう男性の方が、
やっぱり感情的なんですね。
離婚の問題にはいろいろな原因があると思いますが、コミニュケーションのすれ違いや
男性と女性の感性の違いから亀裂の入ったものであるなら、どうやら修復は可能であるようです。
それは、目先のことよりは、お互いが年老いたとき、どんなふうになっていたいかを共有する
ことだそうです。
番組では、あるカップル(このままだと離婚するのではないかと思える中年夫婦)が、セミナーに
参加し、向き合ってお互いに質問をさせられました。
その質問は、「将来の夢やどんな人間になっていたいか」に関するものです。
男性の応え:良き夫、良き市民になりたい。
女性の答え:娘や息子が家に遊びに来たときに、安らぎを感じてもらえる家庭にしたい。
穏やかに暮らしたい。
意外とシンプルな答えでありましたが、その後二人は握手して、会場を後にしました。
それでは、ブログ第28号は、「柔軟性」についてです。
●「柔軟性」
定義) 状況や人間関係の変化に合わせ、やり方や対応を変える。
●行動例でチェック)
1.指示を変更されても感情的にならず、すぐに対応している。
2.一度決めたことでも状況の変化に応じ、やり方を変えている。
3.相手の状況にあわせて、複数案の中から一番よいものを提案している。
4.マニュアルになくても、その場の状況に応じたアドリブを効かせている。
柔軟性がある方は、やはりその人が置かれている状況や利益ではなく、
第一優先には、周りや相手(人間関係)のことを考えていると思います。
ですから、柔軟性があるというのは、すごく中身のあることであり、
大切なことです。
自分の都合や誰かに言われるままに、ころころ対応を変えてしまうのは、
柔軟性があるとは全く言いませんね。
柔軟性を発揮する前提としては、状況や人間関係の変化について、
継続的に観察することです。
ものごとを成し遂げようとするときは、すべてそうだと思いますが、
観察が大事です。
子供のころは、先生に理科の実験にしても、写生大会にしても、
よく観察しなさいと言われたものですが、最近は観察が疎かになって
いるような気がします。
私も妻、子供、弊社メンバー、クライアントにもっと観察の目を向けたいと
思います。
次回は、「判断力」についてです。