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「社長日記」の一覧

2009年03月02日 【社長日記】

 

先週土曜日に、仕事で久しぶりに東京へ行ってきました。
東京駅に着いたのは13:00頃でしたが、雪が降っていました。
東京では、今年初めての雪だということです。
本当に温暖化ですね。
 
話は変わりますが、私は名古屋を本拠にしているせいなのか、
東京は不景気(表面的?)な感じがしません。
 
夜、体が疲れたのでマッサージに行ったときの話しですが、
マッサージ師に、「この不景気でお客減りましたか」と尋ねたところ、
「全然変わっていません」という返事が返ってきました。
 
名古屋のマッサージ屋では、お客が20%くらい減った(特に昼間のサラリーマン)と
聞かされるのですが、東京は事情が違うようです。
東京では、マッサージが生活する上での必要経費になっているのでしょうか?
 
その後、大学の先輩(大手証券会社系のシステム会社勤務)と飲んだのですが、
さすがに、大きな仕事は激減しているということを話してくれました。
ただ、先輩には悲壮感は感じませんでしたし、新しいサービスを考え中という
ことでした。先輩の周りもそんな感じだそうです。
 
いつまでこの不景気が続くのか全くわかりませんが、朝のこない夜はないので、
東京(人)を見習って、私も元気にいきたいと思います。
こんな時期は、危機感を持ちながら、新しいことを考えるにはいい時期かもしれません。
 
それでは、持ち味カード第35号は、「失敗を活かす力」についてです。
 
●「失敗を活かす力」
定義) 失敗の原因について冷静に把握し、その経験を将来のノウハウにする。
●行動例でチェック)
1.プロセスを各段階に分解し、失敗の原因を突き止めている。
2.次の仕事に失敗の対策案(やり方、補強、強化など)を取り込んでいる。
3.失敗は成功へのステップとして、改善、努力を続けている。
4.他者の失敗を教訓にして、自分の業務に活かしている。
 
失敗には、小さなものから大きなものまでいろいろありますが、
小さな失敗の積み重ねが非常に怖い感じがします。
 
小さな失敗は、自分では認識をしていなかったりしますが、
確実に大きな失敗を生む土壌を形成しているような気がしてなりません。
 
特に、人間関係や毎日の仕事の小さな失敗の積み重ねにおいては、
足元をすくわれることがあると思います。
 
人間関係でしたら、信頼していたパートナーに裏切られるということもありますし、
仕事でいったら、大きな事故を引き起こすといったことなどです。
 
小さな失敗というのは、自分では気づいていないことが多いので、
習慣化しやすいと思います。
 
周りに小さな失敗を見逃さず、指摘してくれる人がいてくれると、
本当にありがたいのですが、そのような人は、最近余りいなくなってしまいました。
 
失敗を活かす力というのは、「失敗の原因について冷静に把握し、
その経験を将来のノウハウにする。」という大変前向きなことですが、
これは本人も失敗したと認識できるレベルの失敗だと思うのです。
 
小さな失敗を繰り返さない、習慣化しない、このことが最も大切なことだと
思います。
そのためには、素直に相手の言うことを聞き入れる、失敗を指摘してくれる
友人やメンターを持つことが大切ですね。
 
皆さんは小さな失敗に対し、口うるさく言ってくれる人をお持ちですか?
持てていない人がいましたら、今からでも遅くはありませんから、
そういう人を頼んででも探してみてください。
 
次回は、「人脈づくり」についてです。
 
 
 
 
 
2009年02月23日 【社長日記】

 先週水曜日ですが、某研究会のセミナーで講演をさせていただきました。

テーマは「働きがいのある良い会社」です。

その研究会は、経営者が集まる場所なので、「面白そうなので聞きにきました」
と言って下さる社長さんもいました。
 
テーマが「働きがいのある良い会社」なのに、私は冒頭から労使トラブルに
見舞われている会社の事例(悪い会社といっては言い過ぎですが)についてお話ししました。
前半が悪い事例、後半が良い会社のお話しの構成です。
 
講演が終わりましたら、皆さん一様に「よい会社の話を具体的にもっと聞きたかった」
とおっしゃっていました。
実は私は逆で、悪い会社の話をもっと聞いて欲しかったです。
 
経営者は、なぜか良い話に飛びつく傾向が顕著ですね。
私は、失敗や悪い話にこそ、学ぶ材料が凝縮されていると考えています。
もっともっと、そこを突き詰めて考えていかないといけないと思います。
 
そうすれば、自ずと良い会社になるためには、何をしたらよいか見えてきます。
経営者はじっくり足元をみて、一歩一歩着実に良い会社に向けて、実践を積む
ことが大切なのではないかと思います。
 
それでは、持ち味カード第34号は、「問題解決」についてです。
 
●「問題解決」
定義) 問題の原因を明らかにし、対策を講じる。
●行動例でチェック)
1.問題の発生した大もとの原因を突き止めている。
2.問題を発生頻度順に分類している。
3.「人的要因」「技術的要因」「設備上の問題」「教育上の問題」などを明らかにしている。
4.Plan-Do-Check-Actionのどこに欠陥が生じたのかを確認している。
 
世の中、政治や経済、一企業の経営も問題で溢れています。
社会や経営環境も刻々と変わりますので、問題が発生すること自体は
やむをえないのですが。
 
私は問題を解決するためには、問題の根本を突き止めることが重要だと考えますが、
多くの方は、問題の根本を突き止めることがやはり苦手のようです。
 
なぜか?下記のような原因(?)があるのではないかと考えられます。
     仕事が忙しい(目先の仕事に追われる)
     問題の根本を探る考え方(技法)やステップを知らない
     直接利益を生むようには感じられない
 
こんなことを言うと、「そうは言うけれど現実問題は・・・・・」
という言葉が返ってきそうです。
では、どうしたらいいのか。
 
私は、二人か三人でチームを組んで、問題解決に取り組むと、
短期によい問題解決ができると思います。
チームを組むと、いろんな角度からアイデアが出てきますし、
お互いを刺激し合えるので、とても効果があります。
 
一人で問題を解決しようと思わず、また問題解決を依頼する方も
チームで解決するように依頼すると、突破口が見出せるのではないかと
考えます。
 
これからはチーム力が、組織やそこで働く人々の成長に
ますます大きく貢献する時代だと思います。
 
次回は、「失敗を活かす力」についてです。
 
 
 
 
2009年02月16日 【社長日記】

 

このあいだの土曜日は、正月以来地元蒲郡に行ってきました。
目的は、中学校の同窓会の打合せです。
 
打合せと言っても、寿司屋を経営する友人の店で、飲み食いしながらです。
これがなかなかリラックスでき、地元らしくてよかったです。
 
打合せには、私を含め6人が参加してくれました。
みんな元気で、約30年前と容姿や考え方、しゃべり方も全く変わらず、
本当にある意味楽しかったですね。
(中学生くらいで人間の基本が固まるんですかね?)
 
私は現在では、名古屋に住居を構え仕事していますので、
残念ながら地元には、全然貢献できていません。
今までも、消防団や厄年会など、いろいろな行事がありましたが不参加で、
迷惑をかけっぱなしでした。
 
今度こそは地元に貢献と思い、中学の同窓会のお世話を引受けた次第です。
正直、地元のいろいろなしがらみや濃い人間関係も、一時はいやな時がありましたが、
最近、少しづつ見直しつつあります。
 
同窓会は8月ですが、それまでいろいろなプロセスが楽しみです。
 
それでは、持ち味カード第33号は、「業務改善」についてです。
 
●「業務改善」
定義) 既存の業務をより効率的に行なうための工夫や手順を考え、組み立てる。
●行動例でチェック)
1.業務の手順にムリ、ムラ、ムダはないか常に見直している。
2.業務の統廃合、標準化を行なっている。
3.現状の業務のコストを算出し、IT技術を活用して業務省力化システムをつくっている。
4.不要と考えられる作業人数や工程は、思い切って削減、廃止をしている。
 
業務改善と聞くと、私が大学卒業後入社した某大手自動車部品メーカーを
すぐに思い出します。
 
今はどうか知りませんが、約20年前には、毎月のように改善提案1件を
改善提案というかたちでさせられていました。
「させられていた」と言うのは言い過ぎですが、当時改善について何も分からない
自分にとっては、そう感じざるを得ませんでした。
 
当時私は事務系社員で、事務改善のような改善を出していました。
現場とは違い、事務の改善には非常にネタが思いつかず、苦労しました。
 
業務改善について、言えることが一つだけあるとすれば、
それは、「業務改善を本当にしている会社」は、人材が育っているということです。
その結果は、当然会社の業績や成長に跳ね返っていますね。
 
業務改善は機動性がある中小企業のほうが取り組みやすいと考えます。
本当に小さなことでいいので、まずはとにかくやってみるということが、
大切なのだと思います。
Sなんかも業務改善の第一歩かもしれません。
 
本物の業務改善は、やらされていてはよいものが出ません。
現場から自然と出てくる改善が、価値がありますね。
 
次回は、「問題解決」についてです。
 
 
 
2009年02月09日 【社長日記】

 

鹿児島にあるA-Zスーパーセンターという、24時間営業のスーパーを
ご存知でしょうか?業界では知らない人がいないほどの有名スーパーだそうです。
 
品目は多岐にわたり、生鮮食料品から日用雑貨、大工道具、ひいては、車販売、
セルフ式ガソリンスタンド、車検まで取り扱っており、取り扱い品目は30万点以上にも及んでいます。
 
私が驚いたのは、こんなもの本当に売れるの?という商品まで置いてあることです。
店長いわく、一人でも欲しい人がいる限り、年に一個しか売れなくても置くそうです。また、顧客から「これありませんか」と言われると、一人のために取り寄せ、品揃えに加えてしまいます。
 
普通だったら、コンビニのように売れる商品だけ仕入れ、品揃えも絞るはず。
このスーパーは、顧客のために、ほかのスーパーとは全く逆のことをしていました。
さらに、高齢者に限っては、消費税分の現金をその場で、キャッシュバックしている
ではありませんか。ちょっと驚きましたね。
 
とかく事業者(会社)は、顧客満足と言いながら、自社の効率を優先しがちです。
このスーパーは、社長が顧客優先(顧客のために)を貫き、地域の住民のために
貢献したいという思いが非常に強いそうです。
 
弊社は人事コンサルや労務管理の仕事を生業としています。
この仕事は、労働集約かつ人の問題や感情を扱うので、
顧客に満足してもらうためには、相当の時間がかかります。
 
ですから時として、もっと効率的に仕事をこなしたい、企画商品・サービスを沢山売って
楽をしたいと思うことが正直あります。(要するに楽して儲けたい)
 
A-Zスーパーセンターとは、業態が違いますので、全く同じようにはいきませんが、
この会社(=社長)の精神は見習うべきものがあると思いました。
 
また、今までDCCがやってきた顧客との関わり方は、あながち間違ってはいないという
思いにもなりました。
 
効率主義もいいですが、やはりまず顧客満足あっての効率ですね。
私は、不効率でも顧客に喜んでもらえれば、それでいいと思っています。
 
 
それでは、ブログ第32号は、「論理的思考」についてです。
 
●「論理的思考」
定義) 意見や考えの骨組みがしっかりできていて、筋道が通っている。
●行動例でチェック)
1.常に現場に出向き、事実とプロセスを確認している。
2.最初に結論を言ってから、その根拠となる事象を説明している。
3.難しい事柄を順序立てて、全員に分かりやすく、体系的に説明している。
4.目標達成のためのプロセスをしっかりと組み立て、相手を説得している。
 
論理的思考と聞くと、ドッキとします。私の一番苦手な部分だからです。
でも、何とか会社を運営し、人並みの生活をさせてもらっていますので、
論理的思考が弱いからといって、人生悲観することは全くありません。
 
実は、論理的思考が弱いと思う人、苦手だと思う人は、頭の構造がそう
なっているのではなく、論理的思考の訓練をしていないだけだと思います。
 
日常生活や会社生活で活用する論理的な思考というのは、そんなに難しくは
ありません。
 
論理的思考の弱い人は、論理的思考のプロセスを知らない、
または実践したことがないだけです。
 
知らない、実践したことがないだけというのは、非常にもったいないです。
本屋に行けばそれに関連する書籍や情報は沢山ありますし、
実践しようと思えばだれでもできると思いますね。
 
論理的思考は、改善や問題解決をするときに非常に有効です。
是非、身に付けておくといいですね。
 
最初は欲張らずに、簡単な論理的思考を身に付けることをお勧めします。
 
仕事が忙しくても、論理的思考に当てはめて、じっくりものごとの原因や本質を
考えてみてはと思います。
 
 
次回は、「業務改善」についてです。
 
 
 
 
2009年02月02日 【社長日記】

 

最近、私の周りにいる社長を見て、よく感じることがあります。
社長と従業員の信頼関係がいまいちだなと。
(私も本音自信がありませんが)
 
私から見た社長は、会社のため、従業員のために本当に一生懸命がんばっています。
でも、なかなか従業員がついてきてくれない。モティベーションがあがってこない
という現実があります。
 
ここは、最近の私というか、デライトの一番の関心事でもあります。
私の大きな研究課題にしたい事柄でもあります。
 
自分であれやこれやと考えていても、らちが開きませんので、
よく社長とそこで働く人たちに、双方がどのように感じているか、
じっくり話を聴くことにしています。
 
傾向として、社長は次ぎのように言います。
「従業員の配置のミスやポストに見合った仕事を与えられなかった自分に反省点がある」
「ルールを守ってくれない」「期待する役割を果たしてくれない」「期待した成果をあげてくれない」
従業員は、よくこのように言います。
「一生懸命やっている自分を評価してもらっていない」「社長に人間味がない」「向き合ってくれない」「一方てきに正論をいう」「責められるように言われるので萎縮してしまう」
 
このように見てみると、やはり上手くいかない理由に、そもそも双方のズレがあります。
見ているところが違うのです。これでは、いっこうによい関係は築けませんね。
 
でももう少し違う観点で見て見ますと、このような状況に陥っている会社の共通点としては、
マネージャー(しっかりした中間管理職)いないという事実です。
(中小企業にはありがちなのですが)
 
ということは、中小企業であるにも関わらず、
社長と従業員の間にいろんな意味で、距離がありすぎるということです。
この状況を打破するには、社長が従業員のところまで降りてくるか、
中間管理職を置くかです。
 
中小企業にとって、直ぐにはよい中間管理職を雇うことは難しいでしょうから、
やはり社長がいったん降りないといけないでしょうね。
 
単純な話しですが、まずはこれしかないのではないかと考えます。
そこから何か信頼関係作りのヒントが生まれてきそうな気がします。
 
みなさんの中で、社長と従業員が信頼関係を持つために、
良い方法をしっている方がいらっしゃいましたら、是非教えて下さい。
 
ランチではなく、豪華なディナーでもご馳走いたします。
よろしくお願いします。
 
それでは、ブログ第31号は、「情報の発信・共有」についてです。
 
●「情報の発信・共有」
定義) 業務に必要な事実や情報を収集し、周囲に公開、発信をする。
●行動例でチェック)
1.成功事例や新しい情報などを定期的に発信している。
2.新しい情報に接した時は、いろいろな媒体でその情報について調べている。
3.特に重要な情報は、自分や他者のコメントを添えている。
4.相手がどのような情報を欲しているか聞き、情報発信した後にも意見や感想を聞いている。
 
常々思うのですが、情報を発信するのは比較的簡単ですが、
共有するのは非常に難しいですね。
情けない話、仕事の都合などで、みんなで集まることさえできないこともあります。
 
本当の情報の共有は、そもそもメンバーや関係者にとって、
相当な意味があり、価値のあることだからするのだと思います。
そこを忘れてはいけないと思います。
 
ですから情報の共有は、情報を発信する人の思いや感情まで
共有(共感)することが必要です。
そんな情報ってあるの?と思われるかもしれませんが、
本当に共有したいと思う情報って、感情まで含まれると思うのです。
だから伝わるのです。
 
会社ではよく、「情報の共有が大事だ!大事だ!」と繰り返し言いますが、
それはリスクを最小限にとどめるために、同じレベルの知識をみんなで
知っておくという程度ではないでしょうか。
 
本当に大事な知識を共有するなら、
感情も同時に共有(共感)すべきと私は考えています。
 
次回は、「論理的思考」についてです。
 
 
 

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