昨日は、私の友人で国際環境ジャーナリストの、中野博氏の講演会に行ってきました。
彼は、シックハウス症候群やエコハウスについての専門家です。
最近、著書も多数出版し、その業界では名が知られている人物です。
今回は、中野氏著「家づくりの教科書」の出版記念を兼ねた、エコハウスに住むことの
メリットやすばらしさを伝える講演会でした。
中野氏いわく、家は家族の団欒の場であり、健康と英気を養う場。
そんな現代の家が、人間にとって本当に害のあることが多いと言うのです。
特にマンションや安い建材が使われている家は、人間に有害な化学物質に満ちているそうです。
私もなんとなくそのようなことは、以前から感覚的に理解していましたが、
今回、家作りの専門家から話を聞いてみると、改めて恐ろしくなりました。
内容は盛りだくさんで、奥が深かったので、この場ではお伝えすることはできませんが、
一言でいうと、自然素材(例えば、無垢材、珪藻土、有機栽培した畳など)でできた
エコ住宅に住むと、心も体も健康に過ごせ、さらにリッチになるということです。
私が中野氏の講演で印象に残っているのは、無垢材をふんだんに使用したエコハウス
(簡単に言うと日本の古民家のような家)に住んだ人は、そうでない家に住んだ人より、
なんと9年も長生き(健康で)をしているというデータを知らされたことでした。
また、エコハウスは長くもつので、結局経済的(リッチになれる)ということです。
健康で9年長生き、かつ経済的は、かなり大きなメリットですね。
イギリスや北欧のお金持ちは、このことをよく理解していて、こぞってエコハウスを建て、
大切に長く住むということです。無垢材などは長く住んで磨けば、磨くほど風合いが出て、
100年は平気で長もちし、そのような家は資産価値が上がり、高値で売買されるとか。
私は人事や労務の仕事をしていますが、最近、うつ病やらなんやらで、組織も個人も
病みがちなのですが、エコオフィスなんか作ったら組織も従業員も健康になって、
生産性があがるのではないかと、ふとアイディアが浮んできました。
エコオフィス、いいアイディアと思いませんか?!
冗談で、中野氏に提案でもしてみようかと思います。
それでは、持ち味カード第45号は、「プレゼンテーション力」についてです。
●「プレゼンテーション力」
定義) 相手に伝えたい内容を分かりやすく説明、表現する。
●行動例でチェック)
1.商品やサービスの特徴や訴求ポイントを強調して伝えている。
2.絵、図、グラフ、表、事例を効果的に使っている。
3.文章は簡潔かつ短くまとめ、話の流れをしっかりと組み立てている。
4.メリハリのある声で話し、身振り手振りを効果的に使っている。
プレゼンテーション力は、ビジネスシーンでは非常に重要なスキルであるのは
言うまでもありません。
ただし、全ての人が上手くプレゼンできるかというと、それは別問題です。
やはり、上手くできる人は、生まれ持った素質があるのだと思います。
また、プレゼンはそのような仕事の機会(場数)に恵まれないと、上達しませんね。
そうはいっても、プレゼンをする機会を与えられた場合には、最善の努力をしないと
いけません。
なぜなら、何を言っているかわからないプレゼンは、本当に相手を苦痛を与えてしまう
からです。
それどころか、(聴衆人数×プレゼン時間)の、時間・コストをを無駄に使わせてしまいます。
例えば、時給@2,000の聴衆10人に、2時間プレゼンをしたら、実質40,000円の損失。
さらに、機会損失を与えてしまいます。
これは、大変好ましくないですね。
私も人のことは言えた人間ではありませんが、プレゼンをする人は、
このくらいのことは認識して、しっかり準備することが必要です。
プレゼンは、内容よりもむしろ、できるだけ短く、シンプルに、視覚に訴えるような
ものが一番いいかもしれませんね。
次回は、「交渉力」についてです。