私は政治には関心がありますが、政治のことは普段あまり外では語りません。
でも、今回の衆議院選挙だけは、いつもと全く違います。
新聞・TV各種調査においては、民主党大勝という調査予測が紙面をにぎわせています。
政権交代することは、政治経済の活性化やしがらみを断ち切るためには、
重要なことと思います。
また、マニュフェストも浸透し、国民が政権を選べるようになってきたことは、
誠によいことで、以前に比べれば、よくもここまできたなと思います。
ただ、今回は与党・野党とも、国民に向けたサービス合戦、中傷合戦のように
聞こえて仕方がありません。
まだまだ、国民のレベルが低いと思われているんでしょうか?
中長期的な日本のビジョンや将来を担う若者達の育成など、
本当に大事なことが語られていないのが、非常に残念です。
本物の政治家・政党に早く出てきて欲しいなと思いますが、
先に、国民の教育・レベルアップが必要かもしれません。
それでは、ブログ第61号は、「起業家精神」についてです。
●「起業家精神」
定義) 自ら進んでリスクを負い、障害を克服しながら新しい事業(商品やサービス)の
提案や開発を行い、その成功に全精力を注ぐ。
●行動例でチェック)
1.新しい事業を提案し、プロジェクトリーダーを申し出ている。
2.事業のアイデアだけではなく、実現可能のある詳細な事業計画を作りあげている。
3.失敗をいとわず、これを成功への糧としている。
4.自らが先陣を切ってプロジェクトを推進し、その全責任を負っている。
起業家精神は、経営者(特に自分で事業を起こした人)には、
とてもに好まれるフレーズです。
企業を訪問し、貴社の求める人材は何ですか?と聞きますと、
「起業家精神がある人」または「チャレンジ精神のある人」が、欲しいなんて言われます。
これは、経営者目線の返事であると思います。
私は、必ずしも起業家精神の人が一番よい人材とは思っていません。
企業には、様々なタイプの人間が必要ですし、それで成り立っています。
起業家精神のある人ばっかりいたら、企業はすぐに崩壊です。
同じことは他のタイプの人間にも言えますけどね。
ただし、唯一いえるのは、起業家精神のある人がいないと、
会社の成長や継続は厳しくなるということです。
では、起業家精神をもった人材は、育成できるのかといった課題がありますが、
私としてはかなり困難であると思います。
やはり、生まれながらの素質にかかわるところが大きいと思います。
企業に20歳くらいで入ったときには、もうすでに素質は固まっている
のではないかと思います。
会社に入社させてから、社長や幹部がその素質をどのようにして発見し、引き出すか?
あるいは、本人自らが気づくかが大切です。
近年、日本経済は本当に沈滞化しています。
日本は大丈夫かという崖っぷちの危機感すら感じます。
国策として、幼少期に起業家精神を引き出し、養成する事業を真剣になって
考えないといけないかも必要かもしれません。
ただ、起業家精神を持った人材は、誰かが手を差し伸べて育てることは、
難しいでしょうね。
次回は、「先見性」についてです。