NHの番組(確かSONGSと思いますが)で、矢沢永吉が出演していました。
実は、私は矢沢永吉の隠れファンです。
コンサートにも行ったことがないのですが、彼の体全身から発せられる歌声は、
心に染み入るものがあります。
彼は今年で59歳になります。未だにものすごいパワーです。
4年ぶりのアルバムも出し、彼いわく第二のデビューだそうです。
番組を見ていて、永ちゃんは本当に人生の酸いも甘いも知り尽くしている人だなと、
改めて思いました。
永ちゃんは、40年近くロックで突っ走ってきましたが、
次のような主旨のことを番組で言っていました。
● 自分は動きが早いと思う。でもそれはいつも不安だから。俺は気が小さい。
● 若いときは「俺どうなるのか」と、いつも不安だった。
● 周りの人は感じないが、ロックが嫌でやる気ないときもあった。今はすごくやる気がある。
大物に見える永ちゃんも、やっぱり人間なんですね。
私はこの話を聞いていて、会社の社長と本当によく似ているなと思いました。
むしろ、このような体験をしている社長の会社のほうが、
永ちゃんと同じで、熱烈なファンを持ち伸びているのかもと思いました。
今年は、永ちゃんのコンサートに行ってみたいなと思っています。
それでは、ブログ第58号は、「統率力」についてです。
●「統率力」
定義) 目標を達成するために様々な価値観を持つメンバーを束ね、同じ方向に導く。
●行動例でチェック)
1.目標達成時の状態や状況をメンバーに分かりやすく伝え、イメージさせている。
2.ビジョンや目標達成に向けて、どのように動くべきかを具体的な行動基準として示している。
3.目標達成には個々のメンバーの能力や個性が必要であることを伝え、メンバーのやる気を高めている。
4.規律やルールに反するメンバーの行為には、厳罰も辞さない態度で臨んでいる。
統率力というと、声が大きくカリスマ的で、ちょっと強引な社長の印象が
あるのではないかと思います。
でも、冷静に考えてみると、行動事例にある1.2.3.は、声が大きくなくとも、
カリスマでなくともできることです。
私は特に、目標達成時の状態をメンバーに伝え、
イメージさせることが一番大切であると考えます。
経営計画を作成する会社は、今では沢山ありますが、
意外と売上や利益の達成のためには、何をするとしか書いてないものが多いと思います。
(行動例2.のみ)
私は、売上・利益目標を達成したら、「会社が○○のようになっている」
「従業員の皆さんは、○○のようになっている」あるいは、「将来は○○のようになろう」
ということについて、もう少し重点を置いて書いてあったら、随分経営計画が生きるのにな
と思います。
ここのところに少し時間をかけて説明するだけで、会社全体が盛り上がるし、
従業員個々人もやる気をだし、目標も達成しやすくなると思います。
DCCではどうなのか、3年後、5年後にどのような会社になっていたいのか、
これからしっかり考えてみます。
イメージは実現できるものですね。
次回は、「部門間調整力」についてです。