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「2009年2月」の一覧

2009年02月26日 【スタッフ日記】


こんにちは。就活支援事業部の山本です。

新卒(現大学生3年生)の企業への就職活動もいよいよ本格化してきました。

この時期になると私が就職支援をしている学生からもメールや電話が多くなってきます。
(いよいよ、応募書類提出が本格化、面接もはじまりますから)

メールや電話の内容からも「教えて欲しい」「アドバイスが欲しい」「何とかしてほしい」的な
もの(依頼・お願い系ですね)が強く伝わってくるようになります。

私が知る限りでは、学生は、大人に比べて総じて「素直」ですし、何とか力になってあげたい、という気持ちも自然と沸いてきます。しかし、私も仕事とはいえ、人の子、頼まれ方によっては対応が違ってくるのも事実です(少なくとも優先順位は変わります)。

そんな中でも毎年感じるのが「頼み上手」な人は「得する」ということですね。

「頼み上手」な人は、他の人より「より応援してしまう」のです(笑)。

私は、いつもそういう学生に出会うと、『自分も見習わなければ』と思います。

「頼み上手」な学生というのは、メールでも電話でも面談でも、どれをとっても
感じが良いのです。きっと就職活動でもうまくいく場合が多いのではないかと思います。

簡単ですが、これまで接した「頼み上手な学生」に「共通する点」を以下書いてみます。

・会話の中で自分以外の人の話や事例が多くでてくる。
・電話、メールの使い分けが上手い。
・相手に考える時間の猶予を与えながら、自分への回答期限をさりげなく伝えられる。
・その日中に講義、面談のお礼がくる、プラスしっかり依頼の内容が書かれている。
・メールの訂正や内容の補足が、すぐあとに別メールでくる
  (名前間違いや内容が?なとき)。
・先に自分の意見や感想を相手に伝えてから、自分の依頼をする。
・相手に一方的に回答を求めない。

当たり前といえば当たり前かもしれませんが、
このあたりが学生の段階でできているのは、「驚き」でもあります。

そういう学生には、逆に私から、今までどのような環境で過ごしてきたのか、聞かせてもらうこともあります。

聞いていると『家族』の影響が強いように感じます。話に家族がでてくることが多いのです。家族は「最小の社会」とも言いますしね。あとは『部活』などです。

いずれにせよ、「何かをする際に、その意味(理由:なぜそうしないといけないのか)を一緒に教えてもらっているか」だと感じます。

この仕事、学生に学ぶところが多いです、はい。





 

 
2009年02月23日 【社長日記】

 先週水曜日ですが、某研究会のセミナーで講演をさせていただきました。

テーマは「働きがいのある良い会社」です。

その研究会は、経営者が集まる場所なので、「面白そうなので聞きにきました」
と言って下さる社長さんもいました。
 
テーマが「働きがいのある良い会社」なのに、私は冒頭から労使トラブルに
見舞われている会社の事例(悪い会社といっては言い過ぎですが)についてお話ししました。
前半が悪い事例、後半が良い会社のお話しの構成です。
 
講演が終わりましたら、皆さん一様に「よい会社の話を具体的にもっと聞きたかった」
とおっしゃっていました。
実は私は逆で、悪い会社の話をもっと聞いて欲しかったです。
 
経営者は、なぜか良い話に飛びつく傾向が顕著ですね。
私は、失敗や悪い話にこそ、学ぶ材料が凝縮されていると考えています。
もっともっと、そこを突き詰めて考えていかないといけないと思います。
 
そうすれば、自ずと良い会社になるためには、何をしたらよいか見えてきます。
経営者はじっくり足元をみて、一歩一歩着実に良い会社に向けて、実践を積む
ことが大切なのではないかと思います。
 
それでは、持ち味カード第34号は、「問題解決」についてです。
 
●「問題解決」
定義) 問題の原因を明らかにし、対策を講じる。
●行動例でチェック)
1.問題の発生した大もとの原因を突き止めている。
2.問題を発生頻度順に分類している。
3.「人的要因」「技術的要因」「設備上の問題」「教育上の問題」などを明らかにしている。
4.Plan-Do-Check-Actionのどこに欠陥が生じたのかを確認している。
 
世の中、政治や経済、一企業の経営も問題で溢れています。
社会や経営環境も刻々と変わりますので、問題が発生すること自体は
やむをえないのですが。
 
私は問題を解決するためには、問題の根本を突き止めることが重要だと考えますが、
多くの方は、問題の根本を突き止めることがやはり苦手のようです。
 
なぜか?下記のような原因(?)があるのではないかと考えられます。
     仕事が忙しい(目先の仕事に追われる)
     問題の根本を探る考え方(技法)やステップを知らない
     直接利益を生むようには感じられない
 
こんなことを言うと、「そうは言うけれど現実問題は・・・・・」
という言葉が返ってきそうです。
では、どうしたらいいのか。
 
私は、二人か三人でチームを組んで、問題解決に取り組むと、
短期によい問題解決ができると思います。
チームを組むと、いろんな角度からアイデアが出てきますし、
お互いを刺激し合えるので、とても効果があります。
 
一人で問題を解決しようと思わず、また問題解決を依頼する方も
チームで解決するように依頼すると、突破口が見出せるのではないかと
考えます。
 
これからはチーム力が、組織やそこで働く人々の成長に
ますます大きく貢献する時代だと思います。
 
次回は、「失敗を活かす力」についてです。
 
 
 
 
2009年02月18日 【スタッフ日記】

先日、名古屋市が主催する人材活用セミナーに行ってきました。

セミナーの後半でパネルディスカッションがありました。3社の方がお話をされました。
「人材活用」というより「不況下での取り組み」に関する話が多かったように感じました。
 
印象に残った話をいくつか。
 
・今までお客様に営業へ行っても、技術部門の方は忙しくて会えなかった。
 今はお客様も仕事が減って技術部門の方も時間ができ、会って話をしてくれるようになった。
 
・今まで十分できなかったQCサークルや社内の取り組みができるようになった。
 
・時間がある今だから、社員の潜在能力をアップさせるための教育訓練に力を入れている。
 
・残業がないときだから、早く家に帰って資格の勉強をするよう勧めている。
 
参加されたいずれの会社でも仕事が減っているとのこと。
しかし社員を削ることは考えていないそうです。
 
仕事が減ってできた時間を未来への投資と考え、できることを懸命に取り組む、
そんな気持ちが伝わってきました。
 
最後に、一番印象に残った話を。
 
「不況は寒いところにいるのと同じ。『寒い、寒い』と言っていても暖かくならない。
 寒ければ走りまわって暖かくなるか、みんなで集まって暖め合う、すれば暖かくなる」
 
短い時間でしたが、「自分たちも頑張ろう」と元気になるセミナーでした。 (信)
 
2009年02月16日 【社長日記】

 

このあいだの土曜日は、正月以来地元蒲郡に行ってきました。
目的は、中学校の同窓会の打合せです。
 
打合せと言っても、寿司屋を経営する友人の店で、飲み食いしながらです。
これがなかなかリラックスでき、地元らしくてよかったです。
 
打合せには、私を含め6人が参加してくれました。
みんな元気で、約30年前と容姿や考え方、しゃべり方も全く変わらず、
本当にある意味楽しかったですね。
(中学生くらいで人間の基本が固まるんですかね?)
 
私は現在では、名古屋に住居を構え仕事していますので、
残念ながら地元には、全然貢献できていません。
今までも、消防団や厄年会など、いろいろな行事がありましたが不参加で、
迷惑をかけっぱなしでした。
 
今度こそは地元に貢献と思い、中学の同窓会のお世話を引受けた次第です。
正直、地元のいろいろなしがらみや濃い人間関係も、一時はいやな時がありましたが、
最近、少しづつ見直しつつあります。
 
同窓会は8月ですが、それまでいろいろなプロセスが楽しみです。
 
それでは、持ち味カード第33号は、「業務改善」についてです。
 
●「業務改善」
定義) 既存の業務をより効率的に行なうための工夫や手順を考え、組み立てる。
●行動例でチェック)
1.業務の手順にムリ、ムラ、ムダはないか常に見直している。
2.業務の統廃合、標準化を行なっている。
3.現状の業務のコストを算出し、IT技術を活用して業務省力化システムをつくっている。
4.不要と考えられる作業人数や工程は、思い切って削減、廃止をしている。
 
業務改善と聞くと、私が大学卒業後入社した某大手自動車部品メーカーを
すぐに思い出します。
 
今はどうか知りませんが、約20年前には、毎月のように改善提案1件を
改善提案というかたちでさせられていました。
「させられていた」と言うのは言い過ぎですが、当時改善について何も分からない
自分にとっては、そう感じざるを得ませんでした。
 
当時私は事務系社員で、事務改善のような改善を出していました。
現場とは違い、事務の改善には非常にネタが思いつかず、苦労しました。
 
業務改善について、言えることが一つだけあるとすれば、
それは、「業務改善を本当にしている会社」は、人材が育っているということです。
その結果は、当然会社の業績や成長に跳ね返っていますね。
 
業務改善は機動性がある中小企業のほうが取り組みやすいと考えます。
本当に小さなことでいいので、まずはとにかくやってみるということが、
大切なのだと思います。
Sなんかも業務改善の第一歩かもしれません。
 
本物の業務改善は、やらされていてはよいものが出ません。
現場から自然と出てくる改善が、価値がありますね。
 
次回は、「問題解決」についてです。
 
 
 
2009年02月09日 【社長日記】

 

鹿児島にあるA-Zスーパーセンターという、24時間営業のスーパーを
ご存知でしょうか?業界では知らない人がいないほどの有名スーパーだそうです。
 
品目は多岐にわたり、生鮮食料品から日用雑貨、大工道具、ひいては、車販売、
セルフ式ガソリンスタンド、車検まで取り扱っており、取り扱い品目は30万点以上にも及んでいます。
 
私が驚いたのは、こんなもの本当に売れるの?という商品まで置いてあることです。
店長いわく、一人でも欲しい人がいる限り、年に一個しか売れなくても置くそうです。また、顧客から「これありませんか」と言われると、一人のために取り寄せ、品揃えに加えてしまいます。
 
普通だったら、コンビニのように売れる商品だけ仕入れ、品揃えも絞るはず。
このスーパーは、顧客のために、ほかのスーパーとは全く逆のことをしていました。
さらに、高齢者に限っては、消費税分の現金をその場で、キャッシュバックしている
ではありませんか。ちょっと驚きましたね。
 
とかく事業者(会社)は、顧客満足と言いながら、自社の効率を優先しがちです。
このスーパーは、社長が顧客優先(顧客のために)を貫き、地域の住民のために
貢献したいという思いが非常に強いそうです。
 
弊社は人事コンサルや労務管理の仕事を生業としています。
この仕事は、労働集約かつ人の問題や感情を扱うので、
顧客に満足してもらうためには、相当の時間がかかります。
 
ですから時として、もっと効率的に仕事をこなしたい、企画商品・サービスを沢山売って
楽をしたいと思うことが正直あります。(要するに楽して儲けたい)
 
A-Zスーパーセンターとは、業態が違いますので、全く同じようにはいきませんが、
この会社(=社長)の精神は見習うべきものがあると思いました。
 
また、今までDCCがやってきた顧客との関わり方は、あながち間違ってはいないという
思いにもなりました。
 
効率主義もいいですが、やはりまず顧客満足あっての効率ですね。
私は、不効率でも顧客に喜んでもらえれば、それでいいと思っています。
 
 
それでは、ブログ第32号は、「論理的思考」についてです。
 
●「論理的思考」
定義) 意見や考えの骨組みがしっかりできていて、筋道が通っている。
●行動例でチェック)
1.常に現場に出向き、事実とプロセスを確認している。
2.最初に結論を言ってから、その根拠となる事象を説明している。
3.難しい事柄を順序立てて、全員に分かりやすく、体系的に説明している。
4.目標達成のためのプロセスをしっかりと組み立て、相手を説得している。
 
論理的思考と聞くと、ドッキとします。私の一番苦手な部分だからです。
でも、何とか会社を運営し、人並みの生活をさせてもらっていますので、
論理的思考が弱いからといって、人生悲観することは全くありません。
 
実は、論理的思考が弱いと思う人、苦手だと思う人は、頭の構造がそう
なっているのではなく、論理的思考の訓練をしていないだけだと思います。
 
日常生活や会社生活で活用する論理的な思考というのは、そんなに難しくは
ありません。
 
論理的思考の弱い人は、論理的思考のプロセスを知らない、
または実践したことがないだけです。
 
知らない、実践したことがないだけというのは、非常にもったいないです。
本屋に行けばそれに関連する書籍や情報は沢山ありますし、
実践しようと思えばだれでもできると思いますね。
 
論理的思考は、改善や問題解決をするときに非常に有効です。
是非、身に付けておくといいですね。
 
最初は欲張らずに、簡単な論理的思考を身に付けることをお勧めします。
 
仕事が忙しくても、論理的思考に当てはめて、じっくりものごとの原因や本質を
考えてみてはと思います。
 
 
次回は、「業務改善」についてです。
 
 
 
 

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