最近、私の周りにいる社長を見て、よく感じることがあります。
社長と従業員の信頼関係がいまいちだなと。
(私も本音自信がありませんが)
私から見た社長は、会社のため、従業員のために本当に一生懸命がんばっています。
でも、なかなか従業員がついてきてくれない。モティベーションがあがってこない
という現実があります。
ここは、最近の私というか、デライトの一番の関心事でもあります。
私の大きな研究課題にしたい事柄でもあります。
自分であれやこれやと考えていても、らちが開きませんので、
よく社長とそこで働く人たちに、双方がどのように感じているか、
じっくり話を聴くことにしています。
傾向として、社長は次ぎのように言います。
「従業員の配置のミスやポストに見合った仕事を与えられなかった自分に反省点がある」
「ルールを守ってくれない」「期待する役割を果たしてくれない」「期待した成果をあげてくれない」
従業員は、よくこのように言います。
「一生懸命やっている自分を評価してもらっていない」「社長に人間味がない」「向き合ってくれない」「一方てきに正論をいう」「責められるように言われるので萎縮してしまう」
このように見てみると、やはり上手くいかない理由に、そもそも双方のズレがあります。
見ているところが違うのです。これでは、いっこうによい関係は築けませんね。
でももう少し違う観点で見て見ますと、このような状況に陥っている会社の共通点としては、
マネージャー(しっかりした中間管理職)いないという事実です。
(中小企業にはありがちなのですが)
ということは、中小企業であるにも関わらず、
社長と従業員の間にいろんな意味で、距離がありすぎるということです。
この状況を打破するには、社長が従業員のところまで降りてくるか、
中間管理職を置くかです。
中小企業にとって、直ぐにはよい中間管理職を雇うことは難しいでしょうから、
やはり社長がいったん降りないといけないでしょうね。
単純な話しですが、まずはこれしかないのではないかと考えます。
そこから何か信頼関係作りのヒントが生まれてきそうな気がします。
みなさんの中で、社長と従業員が信頼関係を持つために、
良い方法をしっている方がいらっしゃいましたら、是非教えて下さい。
ランチではなく、豪華なディナーでもご馳走いたします。
よろしくお願いします。
それでは、ブログ第31号は、「情報の発信・共有」についてです。
●「情報の発信・共有」
定義) 業務に必要な事実や情報を収集し、周囲に公開、発信をする。
●行動例でチェック)
1.成功事例や新しい情報などを定期的に発信している。
2.新しい情報に接した時は、いろいろな媒体でその情報について調べている。
3.特に重要な情報は、自分や他者のコメントを添えている。
4.相手がどのような情報を欲しているか聞き、情報発信した後にも意見や感想を聞いている。
常々思うのですが、情報を発信するのは比較的簡単ですが、
共有するのは非常に難しいですね。
情けない話、仕事の都合などで、みんなで集まることさえできないこともあります。
本当の情報の共有は、そもそもメンバーや関係者にとって、
相当な意味があり、価値のあることだからするのだと思います。
そこを忘れてはいけないと思います。
ですから情報の共有は、情報を発信する人の思いや感情まで
共有(共感)することが必要です。
そんな情報ってあるの?と思われるかもしれませんが、
本当に共有したいと思う情報って、感情まで含まれると思うのです。
だから伝わるのです。
会社ではよく、「情報の共有が大事だ!大事だ!」と繰り返し言いますが、
それはリスクを最小限にとどめるために、同じレベルの知識をみんなで
知っておくという程度ではないでしょうか。
本当に大事な知識を共有するなら、
感情も同時に共有(共感)すべきと私は考えています。
次回は、「論理的思考」についてです。