承認(相手を認める)は「1.組織パフォーマンスの向上」「2.メンタルヘルスの向上」「3.離職の抑制」「4.不祥事の抑制」の効果をもたらすことが実証研究で明らかになっています。
「認める」ことは相手が気づいていない優れた能力、資質、業績、貢献、成長、可能性などについてその「事実」を本人に伝え自覚させることです。自己肯定感(自分は必要とされている)や自己効力感(やればできるという自信)は「認められる」ことで高まります。
いま、日本企業の発展の原動力に最も必要なのは承認です。上司から部下への承認、仲間同士の承認は働く人々の内発的モチベーションを引き出し、人と組織の成長につながります。
承認ファシリテーターの養成は、同志社大学太田肇教授の承認理論を中心に展開し、参加して頂いた皆様が正しく承認を理解し、「承認カード®」を活用して、承認力向上研修の実施及び継続的な相互承認のための支援・促進ができるプログラムです。
承認は働く人々に自分は生きる価値があると自覚させます。承認に満ちあふれる、働きがいのある「いい会社」をつくっていただきたいと考えます。
承認カードは、言葉によって認めたりほめたりすることによって、最も承認の効果を得られるであろう項目を厳選・体系化し、50枚のカードにして見える化したものです。
承認カードによって自分の承認力を客観的かつ即座に把握できます。また、上司・部下・同僚と楽しくかつステップ学習によって承認力を確実に身につけることができます。
承認カードは、認める方法論やノウハウを確立したツールであり、いま日本の職場で一番必要な承認が正しく確実に身につく究極の承認メソッドです。
承認カードの詳細はこちら→
承認カードを活用して、企業経営における承認の重要性や意義を伝え、組織に承認の風土を根付かせるための承認力向上研修の実施および継続的な相互承認のための支援・促進をすることができる人材。
【講座概要】
承認に関する深い知識を背景に、承認カードを活用して、企業経営における承認の重要性や意義を伝え、組織に承認の風土を根付かせるための承認力向上研修の実施ができるマインドとノウハウを習得します。また、研修実施後の組織における継続的な相互承認を支援・促進することができるようにします。
【承認ファシリテーター養成講座 カリキュラム(6時間30分)】
《講義Ⅰ》
1)なぜ今、企業経営において「承認」が求められるのか
2)承認の意義とその目的
3)組織で働く人たちの生の声と承認語録
4)承認の効果と逆効果
《個人ワーク&グループワークⅠ》
1)承認カードとその構成
2)承認力自己診断
3)グループ内共有
《個人ワーク&グループワークⅡ》
1)承認のポイントと公式
2)意味づけトレーニング
3)承認一問一答
4)グループ内共有
5)全体共有
《個人ワーク&グループワークⅢ》
1)承認ロールプレイング
2)グループ内共有
3)全体共有
《講義Ⅱ》
1)正しく効果的な承認の仕方
2)失敗しない認め方・ほめ方
《個人ワーク&グループワークⅣ》
1)ケーススタディ「田中主任の上司」
2)グループ内共有
3)発表
《企業における承認職場実践方法について》
1)承認職場実践の方法
2)承認職場実践の振り返り方法
3)承認の継続的実践方法について考える
近藤圭伸
デライトコンサルティング株式会社 代表取締役
一般社団法人 個を活かす組織づくり支援協会 代表理事
中小企業診断士、社会保険労務士、承認ファシリテーター、持ち味ファシリテーター®
青山学院大学経営学部卒。株式会社デンソー勤務の後、監査法人トーマツのコンサルティング部門で人事コンサルタントとして、さまざまな業種・規模にわたるプロジェクトを経験。現在は、中小企業を中心に、複雑化・高度化する採用から退職までの人事労務課題解決を粘り強く支援・解決している。また、『持ち味カード』『承認カード』を活用した「個を活かす組織づくり」をライフワークとして」全国行脚中。