承認(相手を認める)は「1.組織パフォーマンスの向上」「2.メンタルヘルスの向上」「3.離職の抑制」「4.不祥事の抑制」の効果をもたらすことが実証研究で明らかになっています。
「認める」ことは相手が気づかない優れた能力・資質、業績、貢献、成長、可能性などについてその「事実」を本人に伝え自覚させることです。自己肯定感や自己効力感は「認められる」ことで満たされたり、高まります。
いま、日本企業の発展の原動力に最も必要なのは承認です。仲間同士の承認、上司から部下への承認は働く人々の内発的モチベーションを引き出し、人と組織の成長につながります。
承認コミュニケーターの養成は、同志社大学太田肇教授の承認理論を中心に展開し、参加して頂いた皆様が正しく承認を理解し、「承認カード®」を活用して、体系的かつ効果的に承認力を向上させることができるプログラムです。
承認は働く人々に生きる価値と幸せをもたらします。承認に満ちあふれる、働きがいのある「いい会社」をつくっていただきたいと考えます。
当協会は、組織において承認の機会を広めていくために、承認コミュニケーターの養成に力を入れています。承認を仲間とし合うことで自己肯定感と自己効力感を満たし、内発的モチベーションを引き出すと同時に、組織活動の土台となる、よい組織風土づくりをしていきます。
【承認コミュニケーターの定義】
承認によるコミュニケーションによって、個人の内発的モチベーションを引き出し、個人と組織の成長に貢献できる人材
【承認コミュニケーター】
人の持ち味の理解と承認に対する正しい知識を有し、承認カード初級レベル(ありのままの事実や素直な気持ちを伝える)の承認が日常の職場や生活の中で意識的にできる人材
【講座概要】
持ち味の窓ワークによって、自己理解と他者理解を深め、相手の持ち味を認め合えるようにします。また、承認カードを活用して、自己の承認力の現状(レベルや傾向)を理解し、承認のポイントと公式に基づいて、職場で日常的に承認カード初級レベルの承認ができるようにします。
【目的】
1.自己理解と他者理解を深め他者と組織に貢献する
2.よりよい人間関係を構築し、働きがいのある職場づくりに貢献する
3.自己肯定感や自己効力感を育む
【承認コミュニケーター養成講座 カリキュラム(6時間)】
1.持ち味とは
2.持ち味の窓ワークで自己理解と他者理解を深める
3.承認の意義とその目的
4.承認の効果と逆効果
5.【演習】承認力自己診断
6.承認のポイントと公式の理解
7.【演習】承認ロールプレイング
8.正しく効果的な承認の仕方
【試験内容】
1.理解度テスト(80点)
承認コミュニケーター講座内容の理解度
(1)択一式 (2)穴埋め筆記
2.承認ケース(20点)
ケースを読んで、承認カード初級レベルの承認の言葉がけを筆記する
合格点:70点以上
【合格者の特典】
(1)協会から承認コミュニケーターの認定証を発行します
(2)承認コミュニケーターの名称とロゴが使途に関わらず永久に使えます
※「承認コミュニケーター」は登録商標です。
※業として講座で使用した著作物を利用したい場合は、デライトコンサルティング(株)とライセンス契約を締結する必要があります。
近藤圭伸
デライトコンサルティング株式会社 代表取締役
一般社団法人 個を活かす組織づくり支援協会 代表理事
中小企業診断士、社会保険労務士、承認のプロ®、持ち味ファシリテーター®
青山学院大学経営学部卒。株式会社デンソー勤務の後、監査法人トーマツのコンサルティング部門で人事コンサルタントとして、さまざまな業種・規模にわたるプロジェクトを経験。現在は、中小企業を中心に、複雑化・高度化する採用から退職までの人事労務課題解決を粘り強く支援・解決している。また、『持ち味カード』『承認カード』を活用した、承認コミュニケーターの養成を全国で展開中。