大学1〜4年生を対象に、授業の一環としてキャリア開発を支援しました。狙いは、自分の持ち味を把握し、学生生活の中で意識することで行動のレベルアップを図ること。学年に応じた内容で、1・2年次は持ち味を大学生活にあてはめての自己分析、3・4年次は仕事を意識した内容で構成しました。
ここでは、大学2年生を対象とした取り組みを例に挙げます。
持ち味を自己分析するために、『デライト式 持ち味カード』を活用しました。カードの中から自分の持ち味だと思う物を選びだし、その根拠となるエピソードを記入します。記入後は、隣や前後の学生にそのエピソードを話し、相手からのフィードバックを受けます。
自分の持ち味を把握できたら、次のステップでは今後の学生生活の中で伸ばしたい持ち味、身につけたい持ち味をピックアップし、具体的な行動目標に落とし込みます。数回にわたる授業の中で、定期的に目標に対する自分の行動を振り返ります。
以上のような、持ち味の自己分析と同時に、パーソナル診断ソフトを用いて自分の性格や興味、価値観などのアセスメントを行い、数年後にくる職業選択時の興味・能力・価値観などを具体的にイメージしていきます。