こんにちは、岸です。
今週後半は東京出張でした。
2日目に以前お世話になった出版社の方と会うこととなり、神田神保町へ行きました。
神保町といえば、古書店が軒を連ねる街。
私が住んでいる町では、毎年6月第1土曜日、日曜日に、筒井町天皇祭が行われます。お祭りの見所は、近所の子供たちが、町中を2台の山車を曳いて練り歩き、からくり演舞を奉納することです。
私も子供の頃、祭囃子が聞こえてくると、わくわくして家を飛び出していったものです。山車を曳き、縁日の屋台を友人や家族と楽しみました。
大人になった今でも、祭囃子の音色を聞くと、子どもの頃の気持ちがよみがえってきます。体がうずうずしてきて、夜になって提灯に彩られた山車を見に行かずにはいられません。
祭りのクライマックスには、2台の山車が揃っての、曳き回しと、からくり演舞を町の中央で披露します。楫方の威勢のいいかけ声で始まり、山車の前輪を浮かせて方向を180度回転される「どんでん」が始まると、観衆の雰囲気は一気に盛り上がり、拍手歓声が沸きあがります。
わーっという歓声の後の祭りはどこか、寂しげです。曳き回しが終わり、納車に向かうと、祭囃子も、哀愁漂う旋律に変わります。
祭りの後の余韻に浸っていると、毎年参加していても、また出会いたいなあと思ってしまう我が町の夏祭りです。
須田