知人の子どもが私の出身高校に、この4月に入学、そして野球部に入部しました。
先週土曜日に他校との練習試合があることをその知人から聞いたので、母校の隣にある公園でいつものウォーキングを終えた後、試合を観に行きました。
私がグランドに着くと、4回の裏、相手チームの攻撃中で、得点は4対2、母校チームが2点リードしていました。
しばらくすると、知人の子どもが監督から名前を呼ばれサードの守備に就きました。
「1年生でサード、なかなかやるじゃん!」と感心した。彼は声をよく出しているし、守備もサマになっていました。
ライブの野球を観るのは久しぶりだったのでなんだか胸がわくわくしてきました。
それに、母校のグランドを訪れたのも三十数年ぶりでとても懐かしく感じました。
校舎の中からコーラス部の美しいハーモニーが聞こえていました。
試合を観に来たはずなのに、いつの間にか私は高校時代のことを思い起こしていました。
高校2年のとき、野球部が春の選抜で全国大会に出場したことや、剣道部に属していて厳しく辛かった毎日の稽古、楽しかった修学旅行、リレー選手で走った体育祭、同級生によるビートルズナンバーの生演奏が聴けた文化祭など、様々な出来事が蘇ってきました。
ふとプレーに目を向けると、味方のピッチャーがモーションを奪われ盗塁を許し、そのうえエラーも重なり、あっという間に同点に追いつかれてしまいました。
その後、毎回ランナーを出しますが、残念ながら得点には結びつきませんでした。
4対4の同点のまま最終回を迎えました。
9回表、味方の攻撃、連打で1点をとり、5対4と勝ち越しました。
その裏、相手チームの攻撃、ツーアウト2塁3塁、一打サヨナラ負けの大ピンチになりました。
心の中で「あと、一人・・・!あと、一人・・・!」と勝利を祈っていました。
窮地の中、味方ピッチャーは冷静さを取り戻し、最後の打者を内野フライに打ち取りゲームセット。
「勝ったぁ~。」とおもわずバンザイ。
いいなあ、高校野球は。
今度は夏の県大会の応援に行こうと思います。
(矢崎)