先週は、自然災害のニュースが多かったですね。
フィリピンの台風16号、17号の被害、インドネシア・スマトラ島沖地震など。
東南アジア周辺を襲った台風に関しては、こんなに死者が出たのは記憶にありません。
今世界中で自然災害が増加しているのは、やはり温暖化による気候変動の影響なのでしょうか。
これら自然災害と並んで、インフルエンザなどの流行なども怖いです。
(インフルエンザなんかも気候変動の影響?)
最近、こうした自然災害やインフルエンザなどの流行によって、
企業の事業活動にも大きな影響を及ぼすんではないかということが、
現実味を帯びてきました。
インフルエンザに感染し、一時的ではあっても同時に従業員のほとんどが休んでしまえば、
中小企業にとっては、大きなダメージです。
政府は、こうした事態に備え、企業に向けて事前に「事業継続計画」を作成するように
支援・啓蒙を図っています。
ただ、事業継続計画については、ほとんどの事業主は知らないことと、
知ってはいても、資金的・人的にそれを作成する余裕がないというのが現実と思います。
景気の低迷による売上・利益の低下に加え、インフルエンザ対策、労働法制の強化など
中小企業を取り巻く環境は、ますます厳しくなっています。
中小企業は、みんな(同業)で集まり、知恵を出していくことで、本当の意味の事業の継続を
はかっていくことが重要ですね。
それでは、ブログ第66号は、「計画立案」についてです。
●「計画立案」
定義) 目標を達成するための行動計画を作成し、メンバーの役割分担、責任を明確にする。
●行動例でチェック)
1.計画を作成する前にメンバーの能力、経験、適性などを把握している。
2.管理指標には、6W2H(Whay,What,When,Where,Who,Whom,How,HowMuch)を盛り込んでいる。
3.計画の詳細項目について、重要度や優先順位を設定している。
4.利益、コスト、数量、達成時期など、管理指標を決めている。
みなさんは、PDCA(計画Plan - 実行Do - 評価See - 処置・改善Action )
というのはご存知でしょうか。
PDCAは、管理職研修などで必ずといっていいほど出てくる、仕事の管理の基本です。
多くの企業では、よくPDCAのC・A(評価と改善・処置)ができていないと嘆く社長さんがいます。
私もそう思うことがあります。
現場の管理職などにお聞きしますと、仕事が忙しくてC・Aができませんでしたという
返事が帰ってきます。
この場合、PDCAができて初めて仕事が完結するとしますと、
C・Aができていないと言った管理職は、仕事をしていないということになります。
ところが、よく観察してみますと、このように言う管理職はP(計画)がしっかり
具体的になっていないのです。
ということは、計画立案がPDCAを完結させるために、いかに重要であるかということです。
計画立案に具体性があれば、自ずと評価ができ、改善にも向かうものだと思います。
計画立案に、より時間をかけることが成果を生む出発点となるのではないでしょうか。
次回は「目標立案」です。