先週の土曜日、2本の映画を、観てきました。
最初に見た映画は、岐阜市柳ケ瀬にある「昭和シネマ劇場」で、デビューしたてのころの高橋英樹主演による『男の紋章』です。
医師の竜次(高橋英樹)が、渡世人の父の死を機に若頭となって“組”の再建のため取り組むといった内容の映画です。その侠気に富んだ演技が印象的でした。
さらに、岐阜でロケされた映画ですので、50年以上前の岐阜市内の風景(川原町界隈、2005年に廃止された市電など)を同時に楽しむことができました。とても懐かしく感じました。
そのあと、すぐさま、岐阜髙島屋前にある柳ケ瀬の「CINEX<シネックス>」へ向かい、
今話題の『ハドソン川の奇跡』を観ました。
7年前、ニューヨークで実際に起きた航空機事故をもとに作られた映画です。
2009年1月15日、乗客150名、乗員5名を乗せたUS-AIRWAYS~1549便が、ニューヨークを離陸後まもなく、上空で鳥の集団と衝突するという、“バードストライク”に遭遇し、その影響で両方のエンジンが停止してしまいました。
その直後、それまで操縦していた副操縦士に代わり、機長のサリー(トム・ハンクス)が操縦桿を握り、スリル満点の演技でハドソン川に着水を試みました。
155名全員の命は、奇跡的に助かりました。
たまたま付近を航行していた水上タクシーや通報を受けて駆けつけた警備隊などが救助活動にあたり、乗員乗客全員を無事避難させることに成功しました。
このことで、機長のサリーは、一躍、英雄となったのですが、
サリーが、インタビューに答えるシーンで、
「私はヒーローであると思っていません。全員の命が無事だったのは、副操縦士と客室乗務員、さらに救助に駆け付けてくれた人たちのおかげです。」と言ったセリフ(日本語にするとたぶんこんな内容だったと思います)に大感動しました。
久しぶりの映画三昧の一日でした。(矢 崎)