昨日の朝、会社に向かうため名古屋駅から地下鉄桜通線に乗ると、いつもならガラガラに空いているはずの車両に園児が50人ぐらい乗っていました。遠足にでも行くのでしょうか。
乗客が乗り込むと、口々に「わあ、見えなくなっちゃったぁ。」と向かい側に座っている友達に向かって、立っている乗客のワキからお互いに手を振っていました。
7人掛けの座席に12〜13人が腰掛けていて、なんとも可愛くて、微笑ましい光景でした。
ほとんどの子は膝の上に手を置き、ちょこんと行儀よく座っていました。それもまた愛らしく感じました。
引率の先生は一人のようでしたが、園児によく声かけされていて大変だなあと思いました。
数ヵ月前、高岳駅から地下鉄に乗ったときのことです。
小学生の子どもたちが40人くらい乗っていました。私は2つめの駅の丸の内で降りる予定でしたのでドアのところに立っていました。すると、トントンと背中をたたかれました。
振り向くと、小学3年生位の男の子が、「どうぞ」と行って席の方に手を伸ばしました。
私は、「ありがとうね、おじさんはすぐ降りるからいいですよ。」と言ってしまいました。
彼は少しがっかりした様子でした。
“お年寄りには席を譲りましょう”と教わっているからでしょう。
彼から見れば、私はおじいさんに見えたのかも・・・。
私は、まだ年寄りじゃないけど・・・と思ってとっさに断わってしまったかもしれない。
“ああ、座ればよかった”と子どもの親切心をくんであげればよかったと悔やみました。
もし今度、席を譲ってもらえたら迷うことなく好意に応えようと思います。(矢崎)