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スタッフ日記

レトロな映画館

2014年04月03日 【スタッフ日記】

 岐阜市中心の柳ケ瀬商店街に「ロイヤル劇場」という映画館がある。

柳ケ瀬も昔は賑やかで活気があったが、今は郊外に大型ショッピングモールやシネコンができ、その影響を受けている。
そんな柳ケ瀬を活気づかせようと、映画好きの支配人が「昭和名作シネマ劇場」と名うったレトロな映画館を考案した。
昔なつかしい映画がワンコイン(500円)で観られるとあって中高年のファンが多い。
今はデジタル映写が主流だが、この映画館は映写技師によるフィルム上映である。フィルムが古いので上映中に切れてしまうこともしばしばあるとのこと。
この劇場には50年以上勤務するベテラン映写技師がいる。
彼は毎朝30分かけて自転車で通勤している。来館してくれるお客さんのために、朝早くからフィルムを伸ばして切れていないか点検し、もし切れていたら巧妙につなぎ合わせる作業を手早く行う。もし上映中にフィルムが切れてしまった場合には、彼にしかできない作業なので昼食が取れないこともあるとのこと。まさに職人芸だ。
地域のために貢献している支配人や舞台裏で活躍している彼に感謝している。
週末に映画を見に行くのが私の楽しみである。(矢崎)
 
 
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