こんにちは、岸です。
読書の秋です。
と書きつつ、今年はこの季節を迎える前に、既にたっぷり堪能した作品があります。
今年は、東野圭吾さんが作家生活25周年だそうで、それを記念して異なる出版社から、3ヵ月おきに連続して3冊の新刊が出ました。何を隠そう、僕は東野圭吾さんの20年来のファンなのでした。
加賀恭一郎刑事(練馬署じゃなく日本橋署)シリーズの新作
『麒麟の翼』 (講談社・3月3日発売)
探偵ガリレオシリーズの新作
『真夏の方程式』 (文藝春秋・6月6日発売)
先月出版されたばかりの新作
『マスカレード・ホテル』 (集英社・9月9日発売)
書店の店頭に並ぶ前からネットで予約して、ほぼ出版されると同時に読みました。
工学部出身で、大卒後最初のキャリアをデンソー(技術職)からスタートさせた理系頭の氏の作品らしく、
ロジカルでトリッキーな話はどれも愉しめました。
この中では、新キャラ主人公が登場し、暗号なども使われてよりトリッキーな 『マスカレード・ホテル』 が特に良かったです(個人的意見)。いろんな伏線が用意され、犯人が最後までわからない伝統的な「推理」小説の要素を持ちながら、今この時代だからこその設定もあり、いつもながらよく考えられています。エンディングもとてもさわやかです。
・・・ちなみに、対照的にじんわりと余韻を残して終わるのが『麒麟の翼』です。同じ主人公で、同じ日本橋界隈を舞台にした前作『新参者』のつづきのようでもあります。
読書の秋を迎える前に、これらを読んでしまったので、
さてどうしようかと思っていた矢先、ちょっと古い本ですが、たまたま以下の本の存在を知り、入手しました。
この秋は、まずはこれから読むことにします。
『人を伸ばす力 内発と自律のすすめ』
(エドワード・L・デシ,リチャードフラスト/著、桜井茂男/監訳、新曜社)
組織人事の領域で仕事されている方であれば、デシの名前をご存知の方も多いと思います。
内発的動機づけと外発的動機づけについて一般書として書かれた本です。
伸びる人と伸びない人との分かれ目はどこにあるのか?
子を持つ親としてもとても関心があります。