近頃、私自身働く意味について考えることが多くなってきました。
働くとは、一つには生活の糧を得るということがあります。
これは生きていくためにまぎれもない事実です。
今、働いて報酬をもらい食べることができることに感謝です。
もう一つは、働きがいに直結することですが、
自分の存在価値(サービスの提供価値)を自ら定義し、お客さんに提供する
ことによって喜んでもらうということだと思います。
そして、結果として社会のためになるということがとても大切だと思います。
いくらお客さんが喜んでくれても、社会のためにならないことをしてはいけません。
価値を提供し喜んでもらうためには、
お客さんの所へ通い、面と向かってコミュニケーションする必要があります。
先日、岐阜にある大手会計事務所にお邪魔しました。
応接室に今年の経営方針が貼られていました。
経営方針には、こう書いてありました。
「 とにかくお客さんの所へ行こう 」
すごくシンプルです。が、もっともだと強く共感しました。
大きな会計事務所にもかかわらず、このような経営方針を掲げることのできる経営トップは、
物事の本質が分かっている方なのだなと思いました。
ただ、裏を返せば、職員さんがなかなかお客さんのところに行けなく
なってきている現実もあるのかなとも感じました。
お客さんのところへ行くと、いろいろな相談を受け、
時間を取られてしまうと思う人もいると思いますが、
それがお客さんの重要な課題であるならば、報酬をもらってご支援
すればよいと思います。報酬をくださいという勇気は必要です。
この世の中、効率主義がはびこり、ネットや電話を使ってことを済ませよう
という風潮があります。
が、足を運んでお客さんと会うということがやはり大切なのではないかと思います。