先日、新聞の記事に海岸に流れ着く「漂着ゴミ」について書かれていました。
現在、海岸に流れ着いた漂着ゴミによって海岸の景観が悪化し、生態系や漁業等への影響が深刻化しているようです。 全国各地で発生している漂着ゴミは、環境省によると年間約15万トンで、このうち生活系ゴミが56%、漁業系ゴミが36%、事業系ゴミが8%となっているとのことです。漂着ゴミが発生する1番の原因は、意外にも海や河川への直接的な投棄よりも、日常生活におけるゴミのポイ捨てや置き去りだということです。 ポイ捨てされたゴミは、風や雨によって河川に入り、最後は海岸に流れ着いているそうです。全国どこの場所にいても、ポイ捨てをするとそれは漂着ゴミになる可能性があるということになります。 先日、車で信号待ちをしているとき、中央分離帯にふと目をやると無数のゴミが捨てられていました。世間は環境に対する意識が高まってきている風潮ですが、まだまだモラルの低い人も多いなと感じていたところでした。あのゴミも漂着ゴミの一部になっていくのでしょうか。 普段何気ない自分の行動が、思いがけないところで何らかの影響を与えているかもしれないと考える良い機会になりました。 いずれにしても、ゴミのポイ捨ては絶対にやめましょう。 後藤